KY的生き方

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【睡眠×IT】今話題の新技術!「スリープテック」とは何か。

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(2019/5/1更新)

 

こんばんは、KYです。

 

皆さんは「スリープテック」という言葉をご存知でしょうか?

 

恐らく、聞いたことがないという人が多いと思います。

 

「スリープテック」とは、スリープ(睡眠)とテクノロジー(IT)を融合させた、快適な睡眠を得るための技術のことです。

 

今回は、「スリープテック」が注目されるようになった背景と、現在の技術動向について書いていきたいと思います。

 

 

睡眠負債大国「日本」

現代社会において、先進国を中心とした「睡眠不足」が社会問題となっています。

 

原因は様々ですが、主に仕事のストレスやスマートフォンの長時間使用などの影響が大きいとされています。

 

特に、日本は睡眠不足が顕著です。

 

下の図は、主要国の平均睡眠時間のデータです。

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出所:経済協力開発機構(OECD)

また、次のような研究結果もあるようです。

米シンクタンクのランド研究所が2016年に発表した調査によると、日本の睡眠不足を原因とした経済的損失は年1380億ドル(約15兆円)でGDP(国内総生産)比では約3%になるという。

出典:日経BP社 図解でまるわかり!先端技術の教科書

 

2017年には、寝不足で仕事の生産性が下がる「睡眠負債」という言葉が流行語にノミネートされるなど、やはり日本人の睡眠不足は深刻のようです。

 

このような背景から、日本は「スリープテック」の魅力的な市場であることがうかがえますね。

 

 実際の導入事例

次に、実際の「スリープテック」の導入事例を紹介していきます。

レイコップ・ジャパン「ふとんコンディショナー FUTOCON」

www.raycop.co.jp

専用のマットレスを敷布団などの上に乗せ、就寝時刻と起床時刻を入力すれば、ヒーターでマットレス内に風を送り、自動で快適な温度を制御してくれます。

 

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出典:https://www.raycop.co.jp/product/futocon/

「体温が1度下がると眠りにつき、1度上がると目覚める」という人間の性質を利用して、快適な睡眠と覚醒を促してくれます。

 

価格は税込み13万8,240円と、やや高めになっていますが、主に40~50代のビジネスパーソンに好評だそうです。

 

仕事のできるビジネスパーソンほど、睡眠も大切にしていることがうかがえます。

 

ニューロスペース「睡眠アプリ Real Sleep

www.kddi.com

「睡眠モニター」と呼ばれる機器とアプリを連動させることで、睡眠中の状態 (心拍数、呼吸数、身体の動き) をリアルタイムで計測できます。

 

そして、睡眠状態の計測結果から、睡眠スコア、睡眠時間、睡眠の深さなどを確認することができます。

 

さらに、月額300円で、得られた計測結果を元に、AIが一人一人に合わせた睡眠改善のアドバイスをしてくれる機能も付けることができます。

 

エコナビスタ「介護医療院向けIoT睡眠センサー」

2019年4月23日、スリープテックベンチャーである「エコナビスタ」は、日本最大の介護医療院と提携し、IoT睡眠センサーの実証を開始すると発表がありました。

 

www.innervision.co.jp

ここでは、介護医療院とは「長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とした新たな施設」と定義されており、介護医療院だけでなく、医療療養病床((慢性期の状態にあって入院医療を必要とする患者に対するサービスを医療保険で提供する病床))在宅医療への展開も進めていく方針とのことです。

 

従来の医療用睡眠計測機器では体を拘束しなければ、高品質な睡眠データは取れませんでした。

エコナビスタのIoT睡眠センサーを活用すると、非拘束・非接触で高品質なデータ(心拍数、呼吸数、体の動きなど)を取ることが可能となります。

 

さらに、「眠りの深さ」や「呼吸の状態」を把握することで、低酸素状態による「高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症のリスク」を低減するための生活習慣へのアドバイスも可能となっています。

 

エコナビスタは介護分野において、高品質で膨大な高齢者の睡眠ビッグデータと解析力を持ち合わせており、その実績から、今回は医療の分野においても導入が決定される形となったようです。

 

介護や医療の分野においてもスリープテックを取り入れることで、これからの高齢化社会のニーズに合致したサービスを提供できるだけでなく、人材不足への対策といった面においても、大きな改善が期待できそうです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

「スリープテック」市場は、日本だけでもかなりの経済効果が期待でき、今後も競争が激化していくと考えられます。

 

今後は、いかにして「睡眠改善に使えそうなデータを収集し、利用するか」が大きなカギを握りそうです。

 

日本人全員が快適な睡眠を手に入れて、ひいては日本経済がより一層豊かになっていけば、好循環を生むことができそうです。

 

今後もスリープテック市場に注目していきたいと思います。

 

では、また次回。